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怪我に・・・・包帯の豆知識!
東京都荒川区・台東区の皆さん、こんにちは!
茂澤メディカルクリニック リハビリテーション科 柔道整復師の飯田です。
包帯は、怪我の傷の保護、支持、圧迫など、様々な用途に使われる非常に便利な医療用品です。しかし、正しい幅や巻き方を知らないと、効果が薄れたりお、逆に不快感を引き起こす可能性があります。ここでは、包帯の種類と幅と基本的な巻き方について説明します。
包帯の種類
綿包帯と弾性包帯があります。
綿包帯
1.
材料には通常さらし木綿を用います。
2.
さらし幅が30㎝であり、裂く回数によって「2裂、3裂、4裂、・・・・・」と呼びます。
3.
例えば2裂は15㎝幅(30㎝÷2裂)になります。
幅から、2裂・・・15㎝ 3裂・・・約9㎝ 4裂・・・約7㎝ 5裂・・・約5.5㎝
6裂・・・約4.5㎝ 8裂・・・約3.5㎝ 10裂・・・約2.5㎝
用意されており、目的によって選択する必要があります。
4.
包帯の基本的巻き方には、①環行帯 ②ラセン帯 ③蛇行帯 ④麦穂帯 ⑤亀甲帯
⑥接転帯 ⑦折り返し巻き ⑧三角帯 などがあります。
幅によって用途や部位によって使い分けが重要です。一般的には以下の幅がよく使用されます。
5.5cm幅(5裂):小さな部位や軽い圧迫が必要な場合に適しています。例えば、指や手首などの部位に使用されます。
7cm幅(4裂):中程度の部位に適しており、肘や膝などに使用されます。幅が広いため、より広い面積をカバーでき、安定感が増します。
9cm幅(3裂):広範囲の部位や、強い圧迫が必要な場合に使用されます。肩や大腿部などの大きな部位に適しています。
適切な幅を選ぶことで、包帯がしっかりと固定でき、圧迫感やずれを最小限に抑えることができます。
伸縮包帯
包帯の巻き方
包帯の巻き方にはいくつかの基本的なテクニックがあります。以下に、代表的な巻き方を紹介します。
1. 環行巻き
同じところを重ねて、帯の様に巻く巻き方です
2.ラセン巻き
環行巻を少しずつずらして巻いていく巻き方です
3.麦穂(ばくすい)巻き
数字の8の字の様に巻き、交わる点を順次少しずつ上方または下方へ、あるいは側方へずらしてゆく方法です
4.亀甲(きっこう)巻き
主として肘、ひざなど屈伸するところ、または踵(かかと)などに用いる巻き方です。
まとめ
包帯の幅や巻き方は、使用する部位や目的に応じて適切に選ぶことが重要です。種類や幅が合わないと、圧迫感や不快感が生じることがありますし、巻き方が間違っていると固定が不十分になります。正しい方法をマスターし、ケガの回復を助けるために役立ててください。
当院では薬物療法、物理療法、運動療法等により、痛みの改善や生活の質の向上を図っています。腰、肩、膝、足などのお体の痛みでお困りでしたら当院へご相談ください。
リハビリテーション科
柔道整復師 飯田 浩史
茂澤 幸右(茂澤メディカルクリニック 南千住 院長)