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寒くなると身体が痛くなるのはなぜ?
東京都荒川区・台東区の皆様,こんにちは.茂澤メディカルクリニック リハビリテーション科 作業療法士の伊藤です.
朝晩の寒暖差が大きくなり、いつもより身体の不調や痛みを訴える患者様が増えてきました。寒くなると身体の不調、痛みを感じるのはなぜでしょうか。
寒くなると身体は体温を維持しようとして血管を収縮させます。これにより、血液の主要な供給源が体の中心部に制約され、皮膚や末梢の組織に血流が不足することがあります。この低血流は、組織に酸素や栄養が不足し、痛みを引き起こす可能性があります。また、寒いと筋肉が収縮しやすくなり、硬くなります。厚着をしたり外出を控えたりすることも多くなり身体の活動量が減少するなど、冬場は血行不良になる要素が増えるのです。
対策としてはやはり血行を良くすること。身体を冷やさないように温かいお風呂に浸かり、暖かい服装をすることが大切です。また、ウォーキングやストレッチなど軽い運動を習慣づけて、血行を促進しましょう。痛みで身体を動かすのがつらい方は足首や手首を動かすだけでもOKです。
慢性痛にお悩みの方はしばらく辛い時期ですが、ご自身で痛みを緩和させることにぜひ挑戦してみてください。
当院では薬物療法,物理療法,運動療法等により,痛みの改善や生活の質の向上を図っています.腰,肩,膝などお身体の痛みでお困りでしたら当院へご相談ください.
リハビリテーション科
作業療法士 伊藤
監修 茂澤幸右 (茂澤メディカルクリニック 南千住 院長)