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『高齢者の家庭内事故』について
東京都荒川区・台東区の皆さん、こんにちは。
茂澤メディカルクリニック リハビリテーション科 柔道整復師の福岡です。
以前『子供の家庭内事故』を取り上げましたので、今回は高齢者の自宅での
ケガについてお伝えしたいと思います。
子供と大人では思考や動作、目線の高さも違うのでケガの仕方も異なります。
では、どの部位にどのような状況で怪我をするかですが、過去当院に来院
された患者さんの例からお伝えすると、
●足・足の指:物を踏む、落下物が当たる、家具や柱を蹴るなど
●肋骨:脱衣所や風呂場で転倒した際に洗面台や浴槽に脇腹を強打
●頭部・手(腕):ふらついたり段差で躓き、床や家具に頭部や手を衝く
●股関節:布団や毛布などに足を取られ転倒する
などがあります。このような怪我を発生させないために、
〇転倒しそうな場所(風呂場や玄関)に手すりを設置する
〇風呂場に滑り止めマットを置く
〇寒い時期、脱衣所や風呂場を温めておく
〇段差に簡易的スロープを設置する
〇暗い場所には照明を設置する
という予防法をいくつか挙げましたが、日頃のちょっとしたヒヤリハット
をそのままにせず、その都度対策しておくことが大事です。
安全なはずの我が家に危険がたくさんあるということを常に意識しておいて
ください。
リハビリテーション科 福岡
監修:茂澤幸右(茂澤メディカルクリニック院長)