ブログの記事
背筋の基礎練習
東京都荒川区・台東区の皆さんこんにちは。
茂澤メディカルクリニック リハビリテーション科、理学療法士の桑田です。
背中が曲がってしまう、良い姿勢がとれないなど、姿勢に関する悩みを持たれる方が大勢いらっしゃるかと思います。
姿勢に関する話題となると不可欠になるのが「背筋」です。
腹筋とセットで「鍛えましょう」とよく言われる筋肉の1つです。
そう言われるだけあって、姿勢を良くしたい方や体型を整えたい方には重要な筋肉であり、積極的に動かしていきたい部位です。
しかし、背筋を鍛えて腰を痛めてしまった経験があったり、そもそも腰痛があるので鍛えるのが怖い、というような理由で、背筋の運動を敬遠されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方々にもオススメできる背筋の基礎練習をお伝えしようと思います。
用意する物
・バスタオル
3,4回たたんで横に敷いて使います
方法
1. 腹這いになって両手を額に当てます(可能であれば右手を上にします)。
用意したタオルは胸元に置いておきます。
2. 片手を額につけたまま、息を吸いつつ片手ごと頭を持ち上げます(青矢印の方向)。
写真では右手ごと上げています。
この際に胸元がタオルから離さずに行います。
3. 降ろしていただいて、再度繰り返し頭を持ち上げていきます。
回数としては3—10回を1セットとし、1―3セット行います。
ポイント
・体を持ち上げるのではなく、頭を高くすることで背骨を反らせることを意識する。
背骨を反らせるためにタオルから胸元を離さないようにします
・息は止めずに吸いながら行います
・頭を上げる際に下半身(骨盤や腿、お膝や足の甲など)を押し付けないように行います
背筋と聞くと、体全体を持ち上げるイメージで行いがちです。
背筋は背骨を反らせるために使われる筋肉であり、体を持ち上げる動きは腰を固める運動になってしまいます。
体にやさしいだけでなく、効果的に背筋の基礎練習になる運動ですのでぜひお試しください。
リハビリテーション科
理学療法士 桑田 大輔
監修 茂澤 健一(茂澤メディカルクリニック院長)