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糖尿病 循環器科 運動器リハビリテーション

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ストレスと痛みの関係

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東京都荒川区・台東区の皆様,こんにちは.茂澤メディカルクリニック リハビリテーション科 作業療法士の伊藤です.

日々の生活で重大な出来事(人間関係,金銭問題,仕事,病気など)が起こるたびに,私たちは身体と心を様々に変化させ適応しています.仕事の締め切りや他者との競争,対決などは時に熱意や興奮をもたらし,それらに立ち向かおうとするときに感じる覚醒は健康的ストレスとも言えます.一方で,自分を圧倒するような,能力を超えるような出来事に対応する時には,疲弊や疲労,抑うつ感情をもたらし,いわゆる不健康な「ストレス」として知覚されます.

当リハビリテーション科に来院される患者様の多くは慢性的な痛みを抱えており,多くの方が痛みのストレスを感じておられます.疼痛自体が生活上のストレスになるのはみなさんも経験したことはあると思いますが,実はストレスそのものが痛みを強めたり,感じやすくしたりすることがわかっています.

生活していくうえでストレスをゼロにすることは難しいですが,自分に合ったストレスを少なくする方法に気づいて痛みをコントロールできたらより快適な生活を送れるはずです.

ではどうすればストレスを少なくすることができるでしょうか.

1.生活習慣を変える

バランスの良い食事を摂り適度な睡眠をとる,定期的に運動する,娯楽・リラクゼーションの時間をつくる,などは王道ですが,わかっていてもなかなか実践できないことが多いもの.それでも何かひとつやってみるのはおすすめです.朝食に果物をとりいれる,通勤で少し歩く距離を増やす,一日にひとつ何か自分の好きなことをする,などから実践してみるのはいかがでしょうか.

2.考え方を変える

人とのトラブルが多い,いつも同じ失敗をしてしまうなどは,考え方のクセが影響している可能性があります.物事の悪い面に注目してしまったり,物事を否定的に考えてしまったりすることはありませんか.何か情報を得た直後に浮かんでくる考えは自動思考といって,注意を払わない限り気づくこともないかもしれません.ですが,少し客観的に自分の思考を観察してみると,ある一定の思考パターンがあることに気づくはずです.否定的な思考は否定的な感情を引き起こし,楽しいことを考えれば楽しい感情を引き起こします.

物事を否定的に認識しやすい,いつも何かが心配な方はストレスを感じやすく痛みにも敏感になっています.ご自分の否定的な思考癖に気づいたら,物事を歪んで捉えていないか,必要以上に悪く考えていないか,いまいちど振り返ってみてください.繰り返すうちに考え方を修正できストレスをコントロールできるようになります.

慢性疼痛は生活の質を下げてしまう悩ましいものですが,上記のように自分次第で痛みをコントロールできる可能性もあります.腰,肩,膝の慢性的な痛みでお困りでしたら当院へご相談ください.

リハビリテーション科 

作業療法士 伊藤

監修 茂澤健一 (茂澤メディカルクリニック院長)

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