東京都荒川区・台東区の皆様，こんにちは．茂澤メディカルクリニック　リハビリテーション科　作業療法士の伊藤です．

コロナ禍で在宅ワークが推奨されていますが，仕事をする場所が変わったことで首，肩，腰を痛める方が増えているように感じます．つい最近も，自宅に机がないため一日中地べたに座って仕事をしていたら首が痛くて回らなくなってしまったという患者さんが来院されました．

そこで本日の内容は肩痛，首痛，頭痛の原因となる頭部と背骨の位置関係についてです．

人の頭は約５㎏あります．解剖学的に頭は背骨の真上に位置していますが，PC作業やスマホを見続けることで５㎏もある頭が前に位置すると首や背中の筋肉が過剰に緊張し，これが痛み原因となることがあります．

最近はデスクワークのみならず，スマホを使用することで下を向いていることが多いですね．下の画像のように頭部が前に出て背中が丸くなります．

常に背中を丸めた姿勢でいると背骨の動きが悪くなり，肩や首を動かした時に過剰なストレスがかかってしまいます．首にストレスがかからない頭部の位置は，頭部と首の境目（耳の後ろの窪み）を天井に近づけるように真上に引き，背骨の上に乗せる感覚が得られるところです．

この位置で頭部を動かすことができれば首を過剰に動かす必要がなくストレスがかかりません．

首の痛み，肩の痛みは放置しないでお早めに当院へご相談ください．

リハビリテーション科

作業療法士　伊藤