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身体の力を抜くリラックステクニック
東京都荒川区・台東区の皆様,こんにちは.茂澤メディカルクリニック リハビリテーション科 作業療法士の伊藤です.
慢性的な痛みや不調があり、不安やストレスが多いと無意識に身体が緊張し力が入ってしまいます。力を抜こうとしても抜き方がわからない、そもそも力が入っていることに気づかないという方も多くいらっしゃいます。
そこで本日は緊張を緩和し、心身のリラックスを促進するためのテクニックをお伝えします。この方法は、緊張した状態を意識的に感じ取り、それをリラックスへと変える訓練をすることで、ストレスや不安を軽減するのに役立ちます。
1.静かでリラックスした環境を用意します。快適な服装で横になるか、または座ることができる場所を確保します。ゆっくり呼吸をしましょう。
2.部位ごとに一つずつ、筋肉を緊張させます。例えば、右手を握りしめる、右腕を強く伸ばす、肩を上げて首をすくめるなどです。これらの動作を10秒間続け、身体に力が入った状態を感じます。
3.緊張した部位の筋肉を一気に緩めます。深い呼吸をしながら、その部位の筋肉が緩んでいくのを感じます。緩むという感覚を楽しむようにしましょう。
4.各部位ごとに繰り返しながら、全身をリラックスさせていきます。体の頂点から始め、頭、首、肩、腕、背中、脚、足と順番に進んでいきます。
5.緩みを感じながら、その感覚に意識を集中します。外部の刺激や不安な思考が浮かんできても、それらを受け入れつつ、緊張を解き放ち、リラックスした状態を維持します。
6.リラックスした状態になったら、ゆっくりと動きを戻します。
このプロセスを毎日取り入れることで、ストレスや緊張を軽減し、リラックスした状態を習慣化することができます。
身体に力が入り緊張した状態では人は思うように動くことができません。いらない力を抜いて必要な力を入れられるようになると不安、不眠、痛みなど慢性的な不調から解放されます。心身の不調を感じたらまずはリラックスして身体を休ませてあげてください。
当院では薬物療法,物理療法,運動療法等により,痛みの改善や生活の質の向上を図っています.腰,肩,膝などお身体の痛みでお困りでしたら当院へご相談ください.
リハビリテーション科
作業療法士 伊藤
監修 茂澤幸右 (茂澤メディカルクリニック南千住 院長)