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緊急時のけがの対応の一例
東京都荒川区・台東区の皆さん、こんにちは!
茂澤メディカルクリニック リハビリテーション科 柔道整復師の飯田です。
このたび石川県能登地方を震源とする大規模な地震により犠牲となられた方々に、謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災されました皆様に心からお見舞い申し上げます。 被災地では余震が続き、不安な日々が続いていることと存じますが、皆様の安全と一日も早い復興を衷心よりお祈り申し上げます。
予期せぬ災害に遭遇した時の参考になればと今回は身近にある物(ビニールシート)を三角巾代わりとしての使い方について説明致します。
肩、肘、上腕(肩から肘)、前腕(肘~手)の骨折や捻挫、打撲などの痛みを抑え、損傷部の安静を保ちます。
ビニールシートを使った例
① ビニールシート(例として、今回は縦85㎝×横85㎝)を用意します。
② ビニールシートを赤い線の所で斜めにおり、三角形にします。
③ 負傷者は固定が終わるまで肘を90度に曲げ、前腕(肘から指先)を水平にします。三角形の中心線(緑の線)が前腕と重なるようにします。
④ 垂れ下がった部分を折り返し首の後ろで結びます。結んだ後に肘が90度に曲がり、前腕が水平になっているか確認します。肘側の余った部分(三角形の頭の箇所)は1つ結びにして折り込みます。これで完成です。
三角巾を使った例
当院では薬物療法、物理療法、運動療法等により、痛みの改善や生活の質の向上を図っています。腰、肩、膝、足などお体の痛みでお困りでしたら当院へご相談ください。
リハビリテーション科
柔道整復師 飯田 浩史
監修 茂澤幸右(茂澤メディカルクリニック南千住 院長)