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自宅でできる頚椎牽引
東京都荒川区・台東区の皆さま、こんにちは。
茂澤メディカルクリニック リハビリテーション科の茂木です。
今回は、自宅でもできる頚椎牽引の方法についてご紹介したいと思います。
まず頚椎牽引の効果についてですが、
頚椎牽引では、頭部の頚椎へかかる荷重を軽減することができます。
頚椎を引っ張ることにより、狭くなった骨の間隔を広げ神経根や椎間板への圧力を軽減させ、痛みを緩和させます。
また、椎間板などの軟部組織の血行不良の改善や硬直した筋肉のストレッチ効果などの作用もあります。
自宅でできる頚椎牽引の方法
①まずタオルを1枚用意します
②後頭部にタオルを引っ掛け、タオルがずれない位置にセットします
③協力者に真上ではなく、斜め前上方に徐々に引いてもらいます
④10秒×3セットを目安におこなってください
注意点としては、
・強く引きすぎると逆効果(心地よいと感じる程度の力で引っ張ります)
・症状が悪化したらただちに止める
・午前よりも椎間板が狭くなる午後の方が効果的
過去に頚椎牽引をしたことがあり、症状が軽くなった経験のある方や慢性的な頚部痛、頭痛、肩こりのある方には効果を発揮しますので、ぜひ自宅で試してみてください。
ただしあくまでも牽引療法は対処療法となりますので、頚部痛や肩こりでお困りの方はぜひ、一度、当院までご相談ください。
リハビリテーション科 茂木佑介
監修:茂澤健一(茂澤メディカルクリニック院長)