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糖尿病 循環器科 運動器リハビリテーション

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歩き方を良くしたい

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東京都荒川区・台東区の皆さん、こんにちは。

茂澤メディカルクリニック リハビリテーション科、理学療法士の桑田です。

患者さんに「歩き方を良くしたいのでどういう意識をすれば良いですか?」とよく質問されます。

歩いている中で自分の姿勢が気になったり、建物のガラスに写ったご自身を見て、歩き方について悩んだ経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

特につま先が引っかかってしまったり、左右にふらついたりすると、注意して歩き方で治そうとしがちです。

では歩き方を良くするにはどのような事が必要なのでしょうか?

ポイント1:歩きながら歩き方を修正しない

「歩く」とはお体の状態、感覚、クセなどの要因が合わさった結果として歩き方が決まります。

1+1+1=3という足し算でいうならば「3」にあたる、いわゆる結果の部分が歩き方です。

そのため結果だけを変えようと、体の一部だけ過剰に動かしたり、過度の負担がかか可能性があります。

ポイント2:歩きを良くするには支える側の脚が重要

歩き方を良くするポイントの一つに「支えている側の足をしっかりと地面に着いた状態を作る」必要があります。

足をしっかりと地面に着くことは足で体を支えて、バランスを保つために必要です。

歩行は支えている足と地面との関係から力(床反力と言います)が生じ、それを利用することで歩くことができています。

これは振り出している足においても同様の事が言えます。

そのため、右のつま先を地面に擦ってしまう場合には左足(支えている側の脚)に着目してあげる必要があります。

足と床の関係の練習

用意する物

  • 椅子またはベッド(足がつく高さ)
  • 雑誌や新聞紙など踏むことが出来るもの(ヨガブロックをお持ちの方は是非ご利用ください)

方法

1. 椅子かベッドに座ります。

2. 片脚の腿(もも)の下に両手を入れて持ち上げます。この時に脚の力で持ち上げずに手の力で持ち上げてください。

3. そのまま降ろし、繰り返していきます。

4. 1セット終わったら、上げている足と反対側の足の下に踏めるもの(雑誌、新聞紙、ヨガブロックなど)を入れて同様の動きを行います。

回数としては3~10回を1セットとし、1~3セット行います。

ポイント

・足の力をなるべく抜いた状態で両手に腿(もも)の重さを感じるように行います

・持ち上げる側と反対の足の裏を使用している感覚を観察します(足の裏に物をいれると分かりやすくなります)

・上げるときには息を吐くことを意識して行ってみてください

こんな効果があります

・足の裏の感覚が良くなりバランスがとりやすく歩きやすくなります

・歩く際に脚が振り出しやすくなります

・骨盤と背骨の運動にもなり膝や腰の痛みで悩む方にも役立つ動きです

本文でも触れましたが、足と床の関係を良くしていく事が歩行では重要です。

そのためポイントでも支える側の足に意識を向ける事が重要であると挙げました。

歩行が気になる方はぜひお試しください。

リハビリテーション科

理学療法士 桑田 大輔

監修 茂澤 健一(茂澤メディカルクリニック)

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