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子どもに多い有痛性外脛骨とは?
東京都荒川区・台東区の皆さま、こんにちは。
茂澤メディカルクリニック リハビリテーション科の茂木です。
突然ですが、皆さまは有痛性外脛骨をご存知ですか?
外脛骨とは、足の内側アーチを構成する骨の一つである舟状骨の隣に、過剰骨と呼ばれる本来あるはずのない余分な骨ができている状態のことをいいます。
痛みがある場合は「有痛性外脛骨」、痛みがない場合は「無痛性外脛骨」となります。
つまり有痛性外脛骨とは、足の内側アーチが過剰骨によって膨らみ、その部位に痛みを伴っている状態なのです。
有痛性外脛骨になりやすい足の形として、扁平足の方は痛みが出やすい傾向にあります。これは、扁平足になると足の内側アーチが沈み込むような形になり、外脛骨部に圧迫や伸長されるなどのストレスが加わりやすくなるためです。(扁平足については、過去のブログで「扁平足とは」でわかりやすく説明していますので、そちらをご参照ください)
また、アーチが沈むことによって外脛骨につく後脛骨筋が伸長され、通常よりも引っ張られる力が強くかかってしまいます。
外脛骨に対するオススメの対策として「医療用インソール」があります。インソールを履くことで、内側アーチの沈み込みを防止し、外脛骨に加わる負担を減らすことができます。
当院では、インソールの処方・製作を医師の正確な診断と指示のもとに、mysole®協会認定のスタッフがインソールを作製しております。
有痛性外脛骨で悩まれている方はぜひ当院までお問い合わせください。(インソールは医療保険で作製することができます)
リハビリテーション科 茂木佑介
監修:茂澤健一(茂澤メディカルクリニック院長)