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急な指の腫れの原因とは?
東京都荒川区・台東区の皆さまこんにちは。
1月に入り、寒い日が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
先日私の父は、指が腫れて痛いということで、整形外科を受診しました。
皆さまは、指の腫れと聞くとどのような病気を想像しますか?ちなみに私の父は関節リウマチを想像したみたいですが、診断の結果は指の変形でした。
指の腫れの場合、整形外科ですと、実は関節リウマチはそれほど多くなく、主にブシャール結節とへバーデン結節の方が多く見られます。それではそれぞれの特徴をご紹介します。
ブシャール結節
- 指の第2関節が変形する
- 骨棘ができるため、指が腫れる
- 人差し指から小指にかけて4本の指の第2関節が腫れる
- ミューカスシスト(粘液嚢腫)と呼ばれる、水ぶくれのようなものができることがある
- 閉経前後や更年期以降の女性に発症しやすい
へバーデン結節
- 指の第1関節が変形する
- 骨棘ができるため、指が腫れる
- 人差し指から小指にかけて4本の指の第1関節が腫れる
- ミューカスシスト(粘液嚢腫)と呼ばれる、水ぶくれのようなものができることがある
- 40歳代以降の女性に発症しやすい
いかがでしたか?大きな違いはありませんが、人差し指から小指にかけて第2関節が腫れるのがブシャール結節、第1関節が腫れるのがヘバーデン結節と覚えておいてください。
どちらの病気もはっきり原因がわかっていないようなので、痛みが強い時期には、安静にし、指に過度な負担をかけないことが大切です。
どうしても手を使わないといけないことがあるときは、テーピングがオススメです。 次の写真をご覧ください。
痛みや腫れのある関節にテーピングを3〜4重に巻きます。ぜひ試してみてください。
指の腫れや痛みがある方、もしくはずっと症状が続いている方は、ご相談だけでも大丈夫ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
まだまだ寒い日が続きますが、皆さま風邪などを引かないようくれぐれも気をつけてお過ごしください。
リハビリテーション科
茂木佑介
監修:茂澤健一(茂澤メディカルクリニック院長)