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頸椎椎間板ヘルニア
東京都荒川区・台東区の皆さんこんにちは。茂澤メディカルクリニックの茂木です。
最近デスクワークが増えたことから、首の症状を訴える方が増えたように思います。首にはさまざまな病気がありますが、今回は首の後ろや肩、腕に痛みや痺れ、重症になると手足の麻痺となる頚椎椎間板ヘルニアについて紹介します。
頚椎椎間板ヘルニアとは
椎間板の一部が正しい位置からずれて、飛び出してしまう病気です。20~30代の若い世代によく見られますが、正確な頻度はわかっていません。頚椎椎間板ヘルニアでは、飛び出た椎間板が近くにある神経を圧迫することがあり、首の痛みや腕の痺れを引き起こします。
治療方法
- 保存療法
軽いしびれや痛みなどの症状が出ている場合に提案されます。保存療法では頸部の安静(頚椎カラーの着用)、頸部・肩甲骨周りの筋肉のマッサージ・ストレッチを行うことが基本となります。
- 手術
頚椎椎間板ヘルニアが進むと運動麻痺症状が進行するため、手術が行われます。ただし、椎間板ヘルニアは自然吸収されることが多いので、むやみに手術を選択することは避けたほうが良いと言われています。
- 予防と対策
椎間板に過度の負担をかけないように、なるべく正しい姿勢を保つことが大切です。理想的な姿勢は一人ひとり異なりますので、その方に向いた姿勢や自主トレーニングを提案します。
病気と気付かないうちに症状が長期化したり、増悪したりした場合には、運動麻痺などの症状を伴うこともあるので、早めに医師の診断を受け適切な治療を行うことが重要です。
首の痛みや肩こりでお悩みの方は是非当院の受診やリハビリテーション科にご相談下さい。
リハビリテーション科
茂木佑介
監修 茂澤健一(茂澤メディカルクリニック院長)