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固定について
東京都荒川区・台東区の皆様こんにちは。
茂澤メディカルクリニック柔道整復師の福岡です。
前回応急措置についてのお話をさせていただきましたが、今回は応急措置の
1つである患部の固定についてお話しようと思います。
骨折や脱臼などの大怪我ではなくても、患部に包帯を巻かれた経験はどなたでも
一度はあると思います。
固定の目的は怪我の程度によりますが、安静保持というのは共通するところです。
固定する事で安静にしなくてはという意識が働きやすくなるので、つい動かして痛みが起こるという事を防ぐ意味でも固定は大事なのです。
包帯がない場合はタオルやシャツでも代用できます。
そして患部にある関節の角度ですが、特別な固定以外は機能的に適した状態(良肢位)で固定するのが望ましいです。
例えば手指などはボールを握った時のように軽く曲げます。一方、手首の場合は軽く反らした状態で固定します。
また、添え木などは患部の動揺を防ぎ痛みを軽減させる効果があります。
添え木は患部を支える事が出来ればいいので、割り箸や雑誌、傘などでも代用できます。
指の場合は、怪我をしていない隣の長い指と一緒に固定することでも動揺を抑える事ができます。
以上、固定について簡単に説明しましたが、出血があったり、数日経過しても痛みがある場合は適切な治療が必要な事もあります ので、当院までご連絡ください。
リハビリテーション科
福岡孝俊