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テレワーカーのための腰痛改善セルフケア~腰筋由来の腰痛について①〜
東京都荒川区・台東区の皆さん、こんにちは。
茂澤メディカルクリニック 作業療法士の茂木佑介です。
前回は、あなたの腰痛がどのタイプに当てはまるか、確認をしていただきました。
今回は、大腰筋が原因となる腰痛のセルフケアについて紹介をしていきたいと思います。
大腰筋が原因の腰痛は、主に座位から立ち上がったときや、腰を沿ったときに腰に痛みがでるのが特徴です。
また、ギックリ腰の原因となりやすい筋肉でもあります。
痛む部位は、下図の赤い部分(腰部・鼠蹊部)になります。
これらの症状が出ている方にぜひやっていただきたいのが、後脛骨筋(こうけいこつきん)のセルフケアです。
「ん?」「後脛骨筋?」
「大腰筋の間違いじゃないの?」と思われた方も多いと思います。
安心してください。
間違えた訳ではありません。
大腰筋と後脛骨筋は、大腿の内側の筋肉を介して繋がっています。
1つの筋肉と思っていただいて構いません。
大腰筋と後脛骨筋の繋がりが、わかりましたか?
後脛骨筋を緩めてあげれば、大腰筋も緩みます。これが、後脛骨筋を紹介した理由です。
では、後脛骨筋のセルフケアの方法について説明します。
まず、テニスボールを一つ用意してください。
後脛骨筋は下腿(ふくらはぎ)の筋肉ですので、下の写真のように、太腿(ふともも)と下腿の間でテニスボールを挟みます。そして、ボールを上下に動かしていき、一番痛い箇所を探します。
一番痛い所で約1分程度、圧を加えます。最初に挟んだときよりも痛みが和らいだら、終わりにしましょう。
後脛骨筋が緩めば、大腰筋も緩みますので、大腰筋由来の腰痛(立ち上がったときや腰を沿ったときに腰が痛む)がある方には効果的だと思います。
いかがでしたか?
次回も、大腰筋由来の腰痛のある方のセルフケア(次回は大腰筋のセルフケア)を紹介します。
紹介した以外にも腰痛にはさまざまなタイプがありますので、もし腰痛でお困りのことがあれば、ぜひ一度、当院までご相談ください。
リハビリテーション科
作業療法士 茂木佑介